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グルーガンとは
グルーガンとは、簡単に言うと接着剤です。といっても初めてこの姿形を見たらとても接着剤だとは思わないかもしれません。
しかし、各種工作や手芸などで既に使われている方にはお馴染みの道具でしょう。
グルーガンで使われる接着剤をホットメルト接着剤といいます。普通、グルースティックと呼ばれているものです。
グルースティックは、固形樹脂でできているロウソクのようなものでグルーガンで熱っすることで溶け、冷えれば即接着力できるというものです。
手芸や工作といった趣味や生活の道具としてだけではなく、電気工事、電子部品、そして包装業界など多方面で大活躍の道具がグルーガンです。
グルーガンの特徴
グルーガンの仕組みは、「はんだごて」と「はんだ」の関係を思い浮かべると分かり易いかもしれません。
グルーガンの後方から差し込まれたグルースティックはグルーガンによって温められ、溶けた樹脂が先端から出てきます。 この溶けた樹脂が冷めて固まることで接着される仕組みです。
グルースティックは「はんだ」と違い低い温度で溶けるのですが、それでも130度以上の温度になっているので火傷には注意が必要です。
グルーガンの長所と短所
・準備に多少時間がかかることが短所といえば短所です。
グルーガンを使うには、プラグをコンセントに差し予熱しなければなりません。 グルースティックが溶ける温度になるまで、しばらく(5分位)待つ必要があります。
・溶けたグルースティックが冷めて接着されるまでには数十秒で済みます。これがグルーガンで接着する最大の利点です。
これだけ短時間でくっつく接着剤はグルーガンの他にありません。 趣味でも仕事でも作業時間は格段に短縮できます。 通常の接着剤では、接着できるまで何十分も何時間も固定していなくてはなりませんから・・・
・そして、接着できる素材を選ばないのも長所です。
木や紙はもちろん、プラスチックや金属も接着できます。
・また、これは長所でもあり短所でもあるのですが、接着の強さが「ほどほど」であるという点です。
一度着けたものを意外と簡単にとることができます。意外とキレイにとれるので再利用するのに便利です。
だからといって、作ったものが壊れてしまうほど弱いわけではないので安心してください。 この「ほどほど」の強度が、用途によってはとてもありがたいのです。
強い強度を必要なときは、他の接着剤と併用して使うと効率的です。
私は、こんな所で使ってます。
花屋で働く私はフラワーアレンジメントを作る時に使っています。
リースベースにオーナメントを取り付けるのに使っています。
このリースはディスプレイ用だったので、翌年の為に後で分解するのですがグルーガンで着けてあると解体するのに便利です。
・晒しミツマタでアレンジの骨組みを作る
晒しミツマタなどのドライの花材を接着するのにも便利です。 このアレンジのように下に垂れたものを作る時にメカニック(骨組み)としてミツマタなどで骨格を作るのですがグルーガンを使うと作業がとても楽です。 おそらく、他の接着剤では私の2本の手だけでは完成しないでしょう。
・造花のアレンジメント
造花のアレンジメントを作る時にもよく使います。 造花とベースを接着するのはもちろん、造花の加工にも使えます。 長さの足りない造花の茎の長さを伸ばしたり、とれてしまった葉や花を着けたりできます。 また、造花の場合は水が必要ないのでオアシスに挿すのではなく器に直接接着したりもします。
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